本日は2021年度(令和3年度)の最終日。
明日から新年度入りですね。
さて、27日に第94回アカデミー賞が米国・ロサンゼルスで開催されました。
映画界最大の祭典と言われる同賞で、濱口竜介監督作 『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞を受賞し、『おくりびと』以来13年振りの日本作品受賞の快挙を達成しました。
ただ、この快挙を吹き飛ばすほどの事件が発生したことはよくご存知でしょう。
主演男優賞を受賞したウィル・スミスですが、コメディアンのクリス・ロックがスミスの妻の髪形をからかうようなジョークを飛ばしたことに激怒し、授賞式の壇上に上がってクリスの頬をビンタしました。
この事件は日本でも大いに話題となりました。
ウィル・スミスを非難する声もあれば、擁護する声もあるようですね。
他人を叩くことはやはり良くないことですが、人間以外ならば良いこともあるようです。
大分県は生産量4割を誇る、日本一のシイタケ(椎茸)県。
この大分ではシイタケの収穫量を増やす方法が昔からいくつか伝わっており、その一つが「打木」。
打木は文字通り、ほだ木(シイタケの原木)を打つ(叩く)ことで、大分県農林水産研究指導センターが打木について興味深い発表をしています。
長さ1メートル程度の発生2年目のほだ木に散水し、ハンマーで表裏5回計10回叩くと、収穫量が2倍になるとのこと。
温暖化などの影響で冬のシイタケ発生量の減少に悩む生産者から相談を受け、このシイタケ増収方法の条件を見つけたようですね。
なぜ叩くとシイタケの発生量が増えるのか、詳細なメカニズムは不明のようです。
しかし、適切な方法で行えば、シイタケがたくさん採れるのは間違いないよう。
現代社会はストレス社会とも呼ばれます。
ストレス発散のためにどうしても叩きたくなったら、他人の頬ではなく、シイタケの原木にしましょうね(笑)