2022年12月
新型コロナという未知の感染症に対して、過剰すぎるコロナ対策が3年弱実施されてきました。
経済が悪化しようが、心身を病む人が増加しようが、少子化が進展しようが、補助金などをばら撒き続けようが、「新型コロナで失われる生命は何よりも重い」という御旗の下に。
過剰なコロナ対策の継続を希望・推進する人々の主張は、「コロナは怖ろしい病」「季節性インフルエンザよりも危険」というもの。
しかし、この主張を否定するデータが新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードから提出されました。
このデータによると、今年7~8月には新型コロナの重症化率、致死率ともに、季節性インフルエンザのそれを全年齢層において下回っています。
そして、新型コロナが弱毒化してきていることも読み取れます。
直接の死因に関わらず、「亡くなったときにコロナに感染していればコロナ死」とカウントされています。
つまり、コロナ死者数は過大にカウントされている可能性が高く、上記の致死率も実態以上に悪い数値と考えた方が良いでしょう。
これを見てもまだ新型コロナを2類相当の感染症にしておくのでしょうか・・・
どのような目的で、どのような交通手段を利用して移動しているかなど、都市における人の動きを把握する「全国都市交通特性調査」を、国土交通省が概ね5年に1度実施しています。
この調査は全国70都市が対象で、2021年に実施した第7回調査では外出した人の割合が過去最低となったことが明らかになりました。
外出する割合は、平日が前回調査(2015年)比6.8ポイント減の74.1%、休日が7.4ポイント減の52.5%で、いずれも1987年の調査開始以来最低となりました。
休日に外出しない人が半数とは驚きですね。
2021年に外出した人の割合が過去最低となったのは、言わずもがな「コロナ禍」によるもの。
約3年にわたり外出を控えさえ、他人との接触を遠ざけさせた弊害が、これから徐々に姿を現すでしょう。
(この風潮が3年弱で終わることを望みます)
「何が何でも検査して隔離」「ゼロコロナ」を強く主張していた人達は、コロナ対策による深刻な弊害に対して何を思っているのでしょうか・・・
ただ、この状況を嘆いていても仕方ありません。
強硬にゼロコロナ政策を推し進めていた中国は、今や「コロナは恐るるに足らず」へと180度政策を転換し、新型コロナに対して植え付けた畏怖心を払拭するのに躍起になっています。
一刻も早く新型コロナの感染症法上の位置付けを2類相当から5類に変更し、そのようなメッセージを国民に強く発信することを願います。
<以下は2020年4月のブログ記事より>
先週のブログで「ご高齢者と基礎疾患をお持ちの方が真っ先に自粛を」と書きました。
しかし、私は「ご高齢者はずっと家に籠りきりになるべき」と言っているのではありません。
確かにずっと家に籠れば、新型コロナウイルスに感染することはありません。
(同居人からの感染を除く)
新型コロナウイルスは飛沫感染・接触感染のみですから、他人との接点がなければ感染のしようがありませんから。
しかし、そのような生活を送ると、間違いなく健康に悪影響が出ます。
病気にならないために自宅に籠りきりになることで、逆に心身に悪い事態を招くのです。
第一に、あまり動かないため運動不足になり、筋肉が衰えます。
筋肉が衰えると、様々な障害リスクが高まります。
特に気を付けたいのが、ふくらはぎの筋肉の衰えです。
私たちの血液は心臓から動脈を通って全身に送られ、その後静脈を通ってまた心臓に戻ります。
血液が心臓に戻るときは重力に逆らうことになり、その際ふくらはぎの筋肉がポンプの役割を果たすのです。そのため、ふくらはぎは「第2の心臓」と呼ばれています。
ふくらはぎの筋力が低下すると、血行の悪化や高血圧を招いたり、ポンプ役の心臓に大きな負担がかかってしまうのです。
次に、骨が脆くなるリスク(骨密度の低下・骨粗しょう症)が高まります。
特に女性の方は要注意です。
骨を強くするには、食事も大切ですが、運動も重要な要素です。
負荷をかけるほど骨は強くなるので、散歩や階段の昇り降り等日常生活において運動量を増やすのが良いでしょう。
また、ビタミンDは骨の形成に役立ちますが、日光を浴びることにより体内でも作られます。
そして、心の問題も見逃せないポイントです。
家の中でじっとしていると気力も落ちます。
テレビを観ても、最近は新型コロナウイルスの話題ばかりで精神衛生も良くありません。
さらに他人との接触や会話もありませんから、脳機能の衰えも危惧されますね。
脳機能の衰えが進むと、認知症等が現実のものとなってしまうかも・・・
ご高齢者が健康的に過ごすためにも、天気の良い日には外に出て散歩をしましょう。
散歩はとても良い運動になりますし、外を歩くと様々な発見があります。
「花が綺麗に咲いたな」
「新しい店がオープンしている」
「いつもと違う道を歩いてみよう」
外界の刺激を受ければ、脳機能も活性化します。
会話することも脳の働きを良くしますので、散歩途中に知人と(適度に)おしゃべりするのも良いでしょう。
社会性は認知症予防にとても有効なのです。
私たち人間も動物です。
動物は動かなければどんどん衰えていくのです。
ご高齢者の皆様、新型コロナウイルスにいたずらに怯えることなく、外に出て楽しく散歩をしましょう
Merry Christmas ♪
素敵な週末とならんことを・・・
20日のブログ記事で「超加工食品を摂り過ぎると、認知症リスクが高まる」ことを紹介しました。
脳機能を含む健康に関して、毎日の「食」の重要性は言うまでもありません。
しかし、「食」にこだわるだけでは「脳の健康」が保たれるとは限りません。
<以下は過去ブログ記事より>
先日健康に関する話をしていて、気付かされたことがあります。
それは、「歩くときの幅(歩幅)」について。
歩幅を広げて歩くことが健康や筋力アップにつながることを知ってはいましたが、最近知らず知らずのうちに歩幅が狭くなっていたようです。
そのことを自覚してから、胸を張って歩幅を広げて歩くことを意識しています。
齢を重ねると全身の筋力は低下しますが、最も顕著なのが足の筋肉。
足が弱くなると、運動不足から関節疾患や転倒・骨折などに。
そして、それらは支援を必要とする状態(要支援)の原因となります。
支援や介護を受けず自立した生活を送ることができる期間が「健康寿命」ですが、歩幅を広げることは、健康寿命を伸ばすことにつながるのです。
歩幅を広げると健康寿命が伸びるのは、下半身の筋力アップによるものだけではありません。
「歩幅を広げて歩くことが認知症予防に役立つ」という研究結果も報告されています。
国立環境研究所の研究では、
・歩幅が狭い人は広い人に比べ、認知機能低下のリスクが3倍以上
・歩幅が狭い状態のまま年齢を重ねると認知症発症のリスクが2倍以上
が明らかになったとのこと。
上記の表にもあるように、要支援の原因は筋力の衰えによるものですが、要介護の主な原因は「認知症」。
認知症を予防することは、健康で元気に自立した生活を送るためには欠かせないのです。
長らく続くコロナ禍で、つい出不精、運動不足、社会的な接触不足になっていませんか?
これらの行動は心身の健康を損なう原因であり、長期間積み重ねると健康寿命が縮むことが危惧されます。
健康は毎日の積み重ね、良き食生活に加え、歩幅を広げて歩く健康習慣も身に付けましょうね
追記
雪道や凍った道を歩くときは、歩幅を広げて歩くと危険ですからご注意ください。
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