20230605少子化問題

厚生労働省が、「2022年の合計特殊出生率は1.26、出生数は77万747人」と発表しました。
※合計特殊出生率は、1人の女性が生涯で出産する子どもの数

20230605出生数と合計特殊出生率の推移

出生率、出生数ともに過去最低を記録する一方、婚姻件数は50万4878組で3年振りの増加に。


独身研究家によると、年間の出生数は(前年の婚姻件数×1.55)で予測できるとのこと。
2021年の婚姻件数は501,116ですから、そこから導き出される2022年の出生予測数は501,116×1.55=776,729人。
コロナ禍による出産控えを考慮すると、この法則による予測はほぼ的中しているといえるでしょうか。

この法則が概ね正しいとすれば、少子化を解決する方法は婚姻件数を増加させることに他なりません。
この点は私の考えとも一致します。
ところが岸田政権が打ち出している「異次元の少子化対策」の中身は子育て支援であるため、将来の婚姻件数の増加にはつながらない、つまり有効な少子化対策とはなり得ないと考えるのが妥当では・・・


昨日、自民党幹事長が「(異次元の少子化対策の)安定財源の確保には何年かはどうしてもかかる」との考えを示しました。
少子化問題の重要性、その解決が待ったなしの状況だと本当に認識しているのか疑わしくなりませんか・・・