20210216日経平均終値3万円

昨日の東京株式市場の日経平均株価(225種)終値は、前週末終値比564円08銭高の3万0084円15銭となりました。
終値としては、バブル経済期の1990年8月2日以来、約30年半振りの3万円台。
コロナ禍で日本経済が苦しむ中、日本の株価の急騰を不思議に感じている人も多いことでしょう。

株価が上昇しているのは日本だけではありません。
世界最大の株式市場であるニューヨーク株式市場では、先週末のダウ平均株価(30種)終値で31,458.40ドル(前日比27.70ドル高)を記録し、史上最高値を更新しています。


株価を決める要素はいくつかありますが、主なものは以下の通り。

・企業の資産価値
・企業の将来収益(業績)
・需要と供給
・経済環境(金利、為替、景気等)
・企業環境(政情、自然環境、法律等)


足元の日本株の上昇は、世界的な低金利・金余りによるものという意見もよく聞かれます。
ただ、米ダウはこの30年間で約10倍になっていますが、日経平均は30年前の株価に戻っただけ。
米国は30年間経済成長を続けていますが、日本はバブル崩壊後の「失われた30年」がようやく終わりを告げるという見方もできるかもしれませんね。


私も含め、皆が知りたいのは「今後の日本の株式市場がどうなるのか」ということ。
まだまだ上昇を続けるという意見もあれば、コロナバブルが弾けて下落するという意見もあります。
個人的には株価暴落前の過熱感はまだ感じられませんね。
最後に株(相場)にまつわる格言をひとつ。
「もうはまだなり、まだはもうなり」


追記
株式相場は投資家心理の表れ、その格言はそれ以外にも応用できるかもしれません。