小林製薬の「紅麹」サプリメントが世間を騒がせています。
これまでに80件以上の健康被害が報告されており、中には約3年間継続購入した人の腎疾患による死亡例も。
同社は腎疾患などの健康被害の恐れがあるとして自主回収を呼びかけていますが、この騒動はまだ収束する気配はないようです。
一連の健康被害の原因は、サプリに含まれていた「未知の成分」の可能性が指摘されています。
この未知の成分は「カビ類から生成される成分と似ている」と、同社は公表しています。
食べ物は薬と違って副作用がなく安全と思われがちですが、超加工食品などは健康リスクが数多く報告されています。
そして自然界にも私たちの健康を害する存在は少なくありません。
ヘルシーと思われる植物類でも、毒キノコやトリカブトなど生命を奪いかねないものが現実に存在しています。
そこまで極端なものでなくとも、頻繁に多く食べることを敬遠すべきものはいくつもありますね。
食べる物の安全性を確認するには、長い長い期間が必要となります。
急性毒性だけでなく、慢性毒性がないことも確認する必要がありますから。
私たちの先祖は長きに渡り、ありとあらゆる食べ物の安全性を身をもって確認してきました。
そのおかげで、世界中の大半の人類は米、麦、トウモロコシといった「イネ科」の植物を毎日食べる主食としているのです。
イネ科の植物は安全性や単位当たりの収穫量に優れるだけでなく、高い抗酸化力もその特徴。
安全性と抗酸化力に優れるイネ科植物を主食に選んだのは、まさに人類の叡智と言えるのでしょうね・・・
追記
イネ科植物である大麦若葉(北海道産)のエキス末は、ヒト線維芽細胞で抗酸化酵素SOD遺伝子の活性化が確認されています。